ドイツひとり旅 
(カリグラフィーカンファレンス参加の後に)
ハイデルベルクの図書館内にて

動物の角(水牛など)はインク入れに使われました。
そこにささっている細長いものが、QuillPen(羽根ペン)で、羽根の部分は、ジャマなので全部切り落とします。
その上に見えている紙のようなものが、羊皮紙といって、ヒツジやウシなどの皮をなめしたものです。

それらを使って書いたものが、左に飾られています。

こんなふうにひっぱってヒツジやウシの皮をのばし、カマのようなもので表面を何度もなめして作り上げたのが羊皮紙です。
1匹にこれだけしかとれないので、とても高級なものでした。
大人より、子供(胎児)のヒツジやウシの方が薄く毛穴も少ないので、それ以上に高級で、大切な書籍作りに使われました。
色の元になる原料です。主に鉱物、植物、昆虫などから色を抽出していました。
ここにあるのは鉱物類です。昔の手書き写本が、今でもきれいに色が残っているのは、
こういう自然のものを使っていたからでしょう。ガラス越しなので、
ガラスの縦線が入っていますが、気にしないで下さい。
スイス/ザンクト・ガレンとドイツ/ホーエンシュヴァンガウ

ホーエンシュヴァンガウ城の入口上に書かれていた図柄。紋章に見えますが、紋章である条件が不足しているので、紋章とは言えないと思うのですが。
ホーエンシュヴァンガウ村、と聞いても、ピンとこないかもしれませんが、ノイシュヴァンシュタイン城のあるところ、といえばわかると思います。壁が黄色で、ノイシュヴァンシュタインに比べると、いまひとつ美しいという外観ではありませんが、中のつくりはこちらの方がきれいです(私の好みですけど)。

スイスのザンクト・ガレンという町にある図書館は、古い写本などをたくさん貯蔵していて、一部を公開しています。その書籍は写真に撮れませんでしたが、図書館入口に飾ってあった、図書館案内の文字、これ全部手書きです。
美しいローマンキャピタルとヒューマニスト体です。これだけはなんとか撮ってきました。
中は・・・もう、ため息ばかりの写本が・・・。
中に入るのには、床を汚さないためと、靴音を消すために、靴ごと履くおおきなスリッパを履いて見学します。歩きにくくて、すり足・・・もしかして、床掃除にもなってたりして。


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